こんにちはasaです。
夜中2時過ぎのこと。
ぐっすり眠っていたのですが、ホテルの部屋の隣か向かい側の宿泊客が喧嘩をしているのか酔っているのか分かりませんが、大声で何度も「What are you afraid!!(何を恐れている)」と壁をドンドンしながら叫ぶ声で目が覚めました。
最初は「も〜、迷惑なお客さんだわ〜」って思ってもう一度寝ようとしたのですが「え、なにこれ。どんな状況でそのセリフ言ってんだろ」と考え始め、挙げ句の果てには「もしかしたらこれはテロなんじゃないか」とすっかり恐怖に怯えてしまって、Bonちゃんをどこかに隠しつつ部屋に閉じこもっておくべきなのか、Bonちゃん抱えて窓から飛び降りて逃げるべきなのか、、、(2階だったから不可能ではない環境)
などと考え出したら妄想が止まらなくなってしまいました。
そして恐れていたことが。
このタイミングでBonちゃんが「うぎゃあああ」と泣き出してしまい、テロ犯がこの部屋にも来るんじゃないかと、涙目で泣き止むように必死にあやしてました。
しかしBonちゃんの泣き声もなかなかうるさく、隣近所の部屋に響きわたり、そのテロ犯(勝手に決めつけている)の耳にも泣き声が聞こえたようです。
その結果、、、
すぐに静かになりました。
きっと壁が薄くて声が筒抜けだったことに気づいたのでしょう。。。
でかしたBonちゃん!!
・・・しかし、私たちとテロ犯(多分もうテロ犯じゃない)以外の宿泊客にとっては迷惑な話だったことでしょうね。
まあ何も起きなかったので良かったのですが、その後私は完全に目が覚めてしまい一睡もせずそのまま朝を迎えてしまいました。
ここ数年、欧米でのテロ関係のニュースをよく耳にしますが、旅行や外出するときは常に危険と隣り合わせなのです。テロだけではなく、自然災害や事故と遭遇する可能性だってありますよね。
しかし、それに怯えていては何も出来ないし、屈しない姿勢を見せることも必要だと思ってます。
さて、そんな1日のスタートだったのですが、
まず朝食はお部屋でゆっくり食べてチェックアウトはまだせずに、ホテルのすぐ近所で日曜日のマルシェ(朝市)がやっているというので出かけてきました。
内容としては、野菜、魚、お肉、その他生活用品に衣類などが売られていたのですが、特に買い物はせずぐるっと見てまわって再びホテルに戻ってきました。
そして30分くらいで荷物をまとめて11時にチェックアウトし、車に荷物を積みこみ、車は置いたまま歩いて次なる目的地へ向かいます。
(今回はホテルに駐車場が無く、普通に有料パーキングに駐車していたため慌てて出て行く必要はありませんでした)
アントワープはそんなに大きな街ではないので、だいたいの観光地は歩いて回れます。
逆に路地が多くて運転しにくかったり、駐車スペースが無かったりするので、車より歩きの方が早い気がしました。
まず向かった先は、「ルーベンスの家兼美術館」です。
ルーベンスは、ここベルギーのアントワープ出身の画家なのですが、なんと7ヶ国語を話せたそうで、画家だけにとどまらず、外交官や学者稼業もしていたとか。
そりゃ多忙でしょう。
だから、彼の作品はお弟子さんが描いたものも多いとか。
もし興味があればルーベンスの詳細についてはピーテル・パウル・ルーベンス(wikipedia)を参照ください。
ここはバリアフリーではないので、ベビーカーは受付(野外)に置いて、抱っこ紐で見て回りました。
Bonちゃん絵が好きなのか(←親バカ)終始大人しくしてくれてました。
受付でチケットを買うと一緒に展示の絵について細かく解説が書いてある冊子が貰えるのですが、日本語版はなく英語版でした。
そして小さな文字がダダダーッと書いてあるので読む気がなくなり、ぼやーっとただ絵を見て回りました。
本当は解説をしっかり読みながら見て回れば理解も深まり、知識として残るのでしょうけど、全くやる気なし・・・ せっかく著名な人の絵を見にやってきたっていうのに、、、。
(これも睡眠不足のせいなのかしら??)
というわけで、ここではささーっと見て回って終わりました。
そうこうしているうちにお昼の時間。
私たちはそんなにお腹が空いていなかったのですが、Bonちゃんにお昼を食べさせたかったので赤ちゃん連れでも大丈夫そうなレストランを探します。
何件か子連れで入れそうなレストランを探して、見つけることができました。
まさに子供達がレストランにいるのを見かけたので、間違いない!と入っていったらここが大当たり!
中はとても広く、日差しも入って明るく、池に鯉が泳いでいたので食事の前後にここでBonちゃんを歩かせたり遊ばせたりするのにちょうどいいです。
ずっとベビーカーや椅子に座らせたままではさすがに本人も辛いでしょうから、こういう機会を利用して定期的に身体を動かすようにしています。
大人は軽めに野菜スープやオムレツにワッフルをオーダーし、Bonちゃんには瓶詰めのベビーフードと大人の食べ物をちょっとだけ分けて食べさせました。
最近は大人が食べてるものを欲しがるので、それを見越してベビーフードはちょっと少なめにあげてます。
もしかしたら家庭の方針で大人の食べ物はシェアしない、という考え方もあるかもしれません。
大人の食べ物だとどうしても塩分が濃かったり、油が多かったりアレルギー物質が含まれていたりするので私も最初はその考え方でした。
でも、私たちが食べているものにとにかく興味を持ち、最初は与えないようにしていたのですがBonちゃん諦めが悪くて貰えるまで叫び続ける始末。
とうとう私たちが折れて与えてしまいました。
美味しそうにパクパク食べて「もっとくれー もっとくれー」ってなってしまいました。
それ以来「大人の食べ物もっとくれ攻撃」が止むことはありません。
最近では考え方を変えて、いろんな食べものを試す時期だと考え、ほんの少しだけあげることにしています。
もちろん、自炊のときは塩分や油はコントロールし大人と同じものを食卓に出すようにしています。(それでも、私たちの皿に乗っているものを「くれーっ」て言います。)
話が逸れましたがレストランの様子です。↓
料理はとても美味しく、店員さんはキッズフレンドリーでした。
レストラン情報は こちら
Schrijnwerkersstraat 16 2000 Antwerpen
さて、お腹も満たされたところで、今回の旅行のクライマックス、
一生のうちに絶対に行きたいと思っていたあの場所へついに行きます。