北フランスの街リールを出発し、今度はベルギーのアントワープという街を目指している私たち。
リールからアントワープまでは車で約1時間半くらいなので一気に向かいます。
そしてホテルに到着したものの、駐車場の場所が分かりにくくてロスタイムが発生し、ホテルにチェックインしたのは夕方17時近く。
日の入りに関してはフランス(ベルギー)も東京とほぼ同じく16時半前後。
でも曇りがちのせいかもう辺りは暗く、体感的には夜8時くらい。
本当はまだ17時台でも、母親としてはBonちゃんのご飯だのお風呂だの寝かしつけだの考え始める時間帯でもあり、妙に身体がそわそわしてしまうのです。
しかし今日中にどうしても行っておきたいお店が1件あったので、そわそわを無視して行ってきました。
なぜなら翌日(日曜日、クリスマスイブ)はお休みだからです。
ヨーロッパは全体的に日曜日やクリスマスはほとんどお店がやってません。
というわけで土曜日の今日しかチャンスはありません。
向かった先は、、、
ベルギーの老舗チョコブランド
Del Reyです。
ここ、アントワープが本拠地なのです。
アントワープはダイヤモンドの取引の中心地ということで、ダイヤモンドの形をしたチョコレートが人気だそうです。
というわけで、私もここでダイヤモンドチョコレートを買いました。
(写真は後日アップします!)
ベルギーといえばやはりチョコレートが有名ですもんね。
ダイヤモンドにチョコレート、、、乙女心をくすぐるような魅力的な国、ベルギー。街は綺麗でかわいらしく、とっても好きな国になりました。
お目当のチョコも買えたし、いざホテルに戻ろうとしたその先に見たもの。
なんだろうか、あれは。なかなか雰囲気の良い建物ね〜。
ちょっとだけ寄り道しようと中へ入るとそこは・・・
アントワープ中央駅でした。
旅行ガイド本などに載っている”アントワープで行くべき観光地”の一つだったようで、私たちは偶然にもそこに辿りついていました。
大きな空間で広々としていて、趣があって、装飾なども美しくて。。。
感激していたらすっかり時間なんて忘れてしまってました。
気づいたら30〜40分ここにいて、Bonちゃんがお腹をすかせて不機嫌に・・・。
というわけで急いでホテルに戻ってBonちゃんに夜ご飯を・・・。
「ひぃっっっ」(←悲鳴)
・・・やってしまいました。
自宅に置いてきてしまいました。
Bonちゃんの夜ご飯(&明日以降の食事)
いつものパターンとして、初日の朝、昼ごはんは手作りのもの、それ以外は瓶詰めのベビーフードや即席味噌汁にドライフーズの野菜などを持ち込むのですが、全て自宅に忘れてきてしまいました。
今回のホテルはキッチン付きではないため部屋で料理もできません。
困った困ったと急いでスーパーへ駆け込み、ベビーフードを購入。
ついでに翌朝の朝食(フルーツ、パン、ヨーグルト)も購入。
ついでにおやつのベルギーワッフルも購入。
ついでにベルギービールとおつまみも購入。。。
なんだかんだと、充実したお買い物になってしまいました。
でも、もうBonちゃんもお腹すかせてるしホテルに戻ってると更に遅くなるので、今夜は外食することにしました。
入ったお店はこちら。
Horta Grand Café and Art Nouveau room Horta
もしこの建築やレストランに興味ある方はこちらを参照してみてください。(別のwebサイトに飛びます)
そしてベルギービールを1杯だけいただきました。
実はビールはあまり好んで飲まないので(冷たすぎるしお腹がすぐ膨れるから)詳しくなく、店員さんに飲みやすいものをお願いしたらこのチェリーベースのちょっと甘いビールが出てきました。
このあと、オマールエビとサーモンのサラダ、ロッシーニ(フォアグラが乗ったステーキ)、鹿肉のステーキを食べました。デザートはもう入らなかったので遠慮しました。
Terryはワインも飲んでましたが、なんとも贅沢なひとときです。
Bonちゃんはベビーフードをしっかり食べたあと、私たちが食べてるものに興味を持つので、特別にちょっとずつ切り分けて食べさせてあげたら、ご満悦だったようでほぼグズることもなく大人しくしてくれてました。
大人と同じものを食べられたのが良かったのでしょうか。
今まで外食はBonちゃんがいると騒いで大変だからと、極力避けていましたが、もしかして案外大丈夫なのかも、なんて思いました。
よく外国のママさんが子供がお利口さんにしてたり、新しいことにチャレンジした時(失敗しても成功しても)に言うセリフで
I proud of you.(あなたを誇りに思うわ)
とよく耳にするのですが、
私もBonちゃんは”じゅうぶんお利口にできる能力がある”ということを信じて、また、そのことをちゃんと本人に伝えなければと反省しました。
フランスに来る前にフランスの子育て法について学んだことがあったのですが、フランス人は子供を子供として扱うのではなく、「小さい大人」として扱うのだそうです。
どういうことかというと、
ルールやマナーに大人も子供も関係ない
のです。
子供だから許されるマナーなど無い、ルールはルール。
「公共の場で騒いで周りに迷惑をかける権利はあなたには無い、ルールを守れないのはとても恥ずかしいこと」ということを目を見て落ち着いてしっかりと説明するのだそうです。
子供だけど話せばちゃんと理解できる、
そういう考え方のようです。
それも、きっと子供を信じているからこそ出来るのだと思いますが、確かにフランス人の子供であまり騒がしくしてる子は見かけない気がします。
そして子供でも大人っぽい雰囲気もあります。
かといって子供らしさがない、というわけでもありません。
どうやらこれは奥が深そうですね。そこら辺の事情もこれから模索していきたいと思います。