フジ子ヘミングさん

私がフランスに持って来たフジ子ヘミングの本

こんにちは、asaです。

フジ子・ヘミングさんって方をご存知でしょうか。

フジ子・ヘミングさんについてこちら参照(wikipedia)

私が彼女の存在を知ったのは今から10年以上も前、井の頭公園の入り口付近にあったアートギャラリーで彼女の絵を見てテイストも、そのお名前も「変わってるなあ」という印象を受けた時でした。

その時はてっきり画家かイラストレーターさんかと思っていたのですが、その数年後にDVDで彼女のドキュメント番組「フジコ〜あるピアニストの軌跡〜」を見て、ピアニストだということを知りました。

それ以来、彼女の大ファンなのです。

ピアノの音色もそうなのですが、生き方、考え方なども好きで、すっごい独特ではあるのですが、愛に溢れていて、直接お会いしたことは無いのですが、きっととってもピュアでとても可愛らしいお人柄だと思います。

彼女が出した書籍および、彼女に関わる出版物は全部読んだと思います。

その中でフランスに持ってきたのは写真にある5冊だけ。

書籍はどうしてもかさばるので、厳選したあげく、ハードカバーだったものは単行本を買い直したりしてフランスに運んできました。

彼女のピアノの技術に関しては賛否両論あるようですが、私は好きです。

それはミスタッチが多いとか、メソッドにそぐわない弾き方とか、我が強いとかそんなことで批評されているようですが、彼女自身もそのことについては認めていて、本のなかでこんなことが書いてありました。

『間違えたっていいじゃない、機械じゃないんだから。』

 

ひらきなおり(笑)

 

・・・じゃなくて、人間味溢れる感じがいいじゃないですか。

彼女のエッセイや自叙伝を読んでいると、彼女が考えていることが赤裸々に書かれているのですが、その人間性にはとても惹かれるものがあります。

彼女は無国籍で留学への道が閉ざされてしまったり(のちに難民扱いでベルリン留学してます)、いじめや貧乏などで苦労し、ようやく掴んだピアノリサイタルの前日に聴力を失いどん底を経験しています。

そして、晩年になってようやく彼女に光があたり、売れるようになりました。

それを乗り越えただけの力強さやしなやかさが音色に出ているように思います。

いつか会ってみたい方の1人なのです。

そんなフジ子・ヘミングさんは、パリに家があります。

(ちなみに、東京にもあります)

一年のうち半分くらいはパリの家にいらっしゃるそうです。(って本には書いてあった)

パリに住むのが夢だったそうで、彼女が有名になって稼げるようになったときにパリに家を買ったのです。(その後何度か引っ越しをされているようですが)

なので、彼女の書籍の中にいくつか「パリ」に関するものがあります。

「パリ」に関する本では、彼女が住んでる町近辺の散歩コースなど書かれてあったので、その辺りをウロウロしてたら偶然彼女に会えるんじゃないかな〜と淡い期待を抱いて、ついついその近辺をうろついてみたりするのですが、今のところ会えてません。

(キョロキョロしまくって完全に不審者)

それでも諦めず、またウロウロしてみようと計画してます。

もし偶然お会いすることができたら、なんて声をかけようかしら〜なんて胸を膨らませてます。

「いつも応援してます」じゃ、ミーハーっぽいかな〜、

「あなたのピアノの大ファンです」ってCDでしか聞いたことないしなあ〜、

「お会いでき光栄です」じゃちょっと固いかな〜。

・・・実際にお会いできたら感激と感動で声かけられずにモジモジしてしまいそうです。

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