旅している間にロンドンやパリでテロがあり、ヨーロッパ各地では緊張ムードが高まる中での旅行でした。
在フランス日本大使館からも色々と注意喚起のメールがいくつか届いていました。
無事に帰宅できたことに感謝しつつ、旅を振り返りたいと思います。
今回の旅は車と飛行機を使って行ってきました。
ブローニュ・ビヤンクール(フランス)〜ベルギー〜オランダ間は車。オランダ→オーストリア間は飛行機での移動でした。
ヨーロッパ大陸の中でEU加盟国のほとんどが陸続きなので、国境を越えるという概念はなく、道を車で走っていてもいつのまにか国が変わっています。
また空港でもEU加盟国に行くときはほぼ国内旅行並みの扱いなのでとてもスムーズです。
というわけで、早朝の方が道も空いていて時間も有効に使えるため、朝は5時に起きて身支度と車の中で食べるために簡単にサンドイッチとコーヒーをぱぱっと作って持参しました。
そして6時に出発。目指すはベルギーへ。
ベルギーに入ったとたん風景がちょっと変わったような気がしました。
朝焼けの中に無数に広がる風力発電。自然の風景と人間が作った無機質な機械。でもどこかマッチしているというか、溶け込んでいるというか。
途中、Bonちゃんの休憩と私たちの朝食やトイレ休憩なども兼ねてサービスエリアに寄り、約3時間で最初の目的地、ベルギーの都市ブリュッセル、アントワープに続く第3位の都市ゲント(Gent,ヘントとも読む)というとても可愛らしい街に到着しました。
ここはフランスとの国境に近い場所で、12世紀以来中世都市として発展を遂げた歴史のある街で今でもその面影が残っています。
※ちなみにブリュッセルからは電車で40分で行けます。
今回駐車したところにちょうどオムツ替えができるお手洗いがありました。オムツを替えてミルクをあげて、ベビーカーに乗せたらゲントの街へ繰り出します。
(駐車場情報はこちらを参照。住所はSeminariestraat 4, 9000 Gent, ベルギーです。)
駐車場を出て歩いてすぐのところにゲントの観光スポット”聖バーフ大聖堂”が見えてきます。
こちはら12世紀に建設が始まり完成したのは16世紀で、ゲントの至宝ヤン・ファン・アイク兄弟作の『神秘の仔羊』(1432年)が飾られています。この絵は15世紀フランドル絵画の最高傑作といわれているそうです。
大聖堂に入るのは無料ですが、こちらの絵を見るための特別な部屋に入るには一人4€かかります。日本語の無料オーディオガイド付きで絵の解説がしっかりと聞けるので決して高くはないかと思います。
とっても大きな大聖堂で外観全体を写真におさめるのは難しく、また中は撮影禁止のため、興味ある方は聖バーフ大聖堂のホームページへを見てみてください。
屋根が特徴的で可愛らしい建物が並ぶのは「ギルドハウス」と呼ばれ旧市街地の中心地となっているレイエ川沿いの”グラスレイ”、”コーレンレイ”で見ることができます。
おもちゃのような世界です。この川沿いをゆっくり歩くのもとっても気持ちがよくおすすめです。Bonちゃんもぐずることなく風景を楽しんでいた様子でした。
続いて、こちらは中世の大肉市場。中には礼拝堂も併設されています。
中は当時の趣を残しつつ、カフェレストランやショップが入っていました。
ベルギーといえば、ベルギーワッフル♪
ベルギーワッフルと呼ばれるお菓子には2種類あるそうです。
1つはサクサク固めのリエージュ風ワッフル。
そしてもう1つは、表面はサクサクで中身はふわふわブリュッセル風ワッフル。
実は後者のこのふわサクワッフルの元祖がゲントのMAXというお店なのです。
ブリュッセル風ワッフルを開発したここの主人が、「ゲントワッフル」だと売れそうにもないので「ブリュッセルワッフル」と名付けたそうです。
今回私たちが訪れた時間が午前9時台。まだほとんどのレストランやカフェが開いておらず、たまたま空いていたワッフル屋さんでテイクアウトし、街ブラしながら食べ歩きしました。
とっても美味しかったです。(お店情報はこちら。)
今回は滞在できる時間が2時間半しかなかなったので観光名所を少し急ぎ足で周りましたが、今度はもっとゆっくり周りたいと思います。
ただ、ゲントはとても小さな街なので観光名所は半日〜1日でほぼ回れそうです。
この後、オムツ替えし、次なる目的地はオランダのライデンへ向かいました。
つづく。
asa