オスロ(ノルウェー)の旅、5日目 最終日

今日の夕方にフランスへ帰ります。

というわけでお昼過ぎまでは観光ができるチャンスです。

今日は”オスロ市庁舎”と”ノーベル平和賞博物館”へ行ってきました。

まずはオスロ市庁舎へ。


ここは何が有名かというと、毎年12月10日午後1時(現地時間)にノーベル平和賞の授与式がここで行われています。

市庁舎へ入るとひろーーい空間とおーーきな絵があり、授与式が行われる会場だということがすぐに分かります。

そしてこの市庁舎から徒歩10分くらいのところに、

ノーベル平和センターがあり、とても近代的なデザインで視覚的に分かりやすいように展示していたり、あちこちに色々な仕掛けがされていて子供から大人まで楽しめるようになっています。


日本人では1974年に「非核三原則」を提唱した佐藤栄作氏が授与されています。

一番最新の2016年にはコロンビアの現大統領であるフアン・マヌエル・サントス・カルデロン氏が50年以上にわたる国内の内戦の終結に向けた決然たる努力に対して授与されています

ここで感じたもの。

私は常に平和で安全で恵まれた環境の中で育ち、そこに何も疑問を持つことなく生きてきました。そして恥ずかしながら今までノーベル平和賞に関心を持ったことがありませんでした。

それは幸せなことなのかもしれないけど、これまで代々人生をつないできたご先祖や私を必死に守ってくれた親、姉妹、そして出会った夫や友人たちに支えられ、さらに出会ったことのない人たち(例えば生産者の労働力など)の努力のお陰で成り立っている、ということに気づかせてもらいました。

要は自分の存在のありかたに感謝の気持ちが生まれてくる場所

ここはそんな場所なのです。

今私自身が娘を持ち、彼女が転ばないように、ケガしないように、お腹を空かせないように、間違いを犯さないように、人生を壊さないように、と必死に守っているからこそ余計にそんな感情が生まれてきたのかもしれませんね。

それ以来、寝る前には感謝の気持ちとお礼を心の中で言って寝るようになりました。

なんとも私らしくない話でした。

お昼ごはんは、オスロ市庁舎から徒歩10分のところにあるカフェで。

入ったのはココ(DAGLIGSTUEN AS)

まずはベビーちゃん達にごはんを。


そしてソファーと床で遊ばせながらいそいそと食べる親達。


ノルウェーといえば、”サーモン”が有名なので、”サーモンのサンドウィッチ”を注文しました。


ノルウェースタイルのサンドウィッチなのでしょうか。

パンに挟まれてはおらず、パンの上にサーモンが乗ってやってきました。

上には青リンゴとフェンネルの薄切りがのせてあり、穀物のようなものが散らばっていました。とっても美味しかったです。緑色のものはハーブの味がしましたが何の味かはよくわかりません・・・。(食レポセンスゼロ)

ランチ後はイネスさん宅へ帰って荷物をまとめてオスロ空港へ向かいました。

海外の航空会社はなぜにこんなにもトラブルが多いのか、と思うのですが、今回Norwegian Airを使ったのですが、なんと機体のペイントがない〜。(普段はオレンジと白のペイント)こんなの初めて見ました。

(どうやら機体の調達ができず、機体のリース会社から借りてきたようです。)


そして写真を撮らず後悔したのですが、ボーイング767のこの機体は相当古く、内装があちこち剥がれてたり壊れているのですが、特に怖かったのが窓が外れそうで、光が眩しくてもシェードを下ろすこともできず、いつ割れるか心臓バクバクの中での飛行でした。

Bonちゃんはフライト中はほとんど寝ていてくれたので有り難かったのですが、万が一窓が割れてBonちゃんが外に飛ばされないように、と私はフライト中ずっと必死でBonちゃんを掴んでおりました。(汗)

いや、冷静に考えたらそんなことは起こり得ないと思うのですが・・・。

無事に到着し良かったです。

しかし今度は到着後、オスロで預けたBonちゃんのベビーカーが届いてない〜。ひぃ。

クレームをつけるも最初は「もう少し待ってみて」とあしらわれ、1時間以上出てこなかったためもう一度クレームをつけると、どうやらBonちゃんのベビーカーを含む特別サイズ専用の貨物が私たちの乗った便に積み忘れられてまだオスロにある、ということが判明しました。

というわけで5家族くらい困っておりました。(中には双子ちゃんの家族もいて気の毒でした・・・)

色々手続きして、2日後無事に家に届けられたのですがそんなことも起こりうるのが海外の空港。

もうあまり驚かなくなった自分に気づき、経験値が少しだけ上がった気がしました。

おわり。

コメントする コメントをキャンセル