こんにちは、asaです。
先日、Terryの職場の同僚(日本人・女性)にお誘いいただき、仏英カップルと一緒に「ラクレット」なるものを食べに行きました。
-wikipediaより引用-
ラクレットとはフランス語で「削るもの」「引っかくもの」を意味する。チーズの断面を直火で温め、溶けたところをナイフなどで削いでジャガイモなどに絡めて食べることから、この名が付いた。ヴァレー州を中心としたスイス全土、スイス国境に近いフランスのサヴォア地方などの伝統料理の1つである。テレビアニメ「アルプスの少女ハイジ」で暖炉にかざしてチーズを溶かして食べる食事場面のメニューとして登場している。
チーズにはラクレットチーズやグリュイエールチーズなどが使われ、ピクルスなどを付け合わせにする。家庭でラクレットを食べる場合は、ラクレットグリルを用いることも出来る。
-引用ここまでー
前回のブログに書いた「シュークルート」がアルザス地方(ドイツ国境付近)の料理に対し、「ラクレット」はサヴォワ地方(スイス国境付近)の料理ということになります。
というわけで、今回連れていってもらったお店はこちら。
「PAIN VIN FROMAGE」(パン ヴァン フロマージュ)
3 Rue Geoffroy l’Angevin, 75004 Paris
「パン・ワイン・チーズ」と、フランス人が大好きなものをそのまま店名にしちゃってるお店です。
場所はパリのおしゃんてぃ(なぜか急にゆとり語)な人たちが集まる「マレ地区」という場所にあり、観光客向けではない地元の人が行くようなお店だそうです。
確かに、店内見渡しても観光客らしき人たちをおらず、パリジェンヌっぽい若い子たちが多かったような。
そして、早速「ラクレット」を注文し出て来たのがこちら。
ん?なんか見たことない機械が真ん中に置かれました。これがラクレット用を食べるための機械だそうです。
ちなみに、「ラクレット」は家庭料理で、この機械はフランス人の家庭には一家に一台あるそうです。
そして機械の上にはジャガイモがどんと置かれ、その横に平な形をしたチーズ、ピクルス。
ハムだけのった皿が一人一皿。
食べ方ですが、フランス人の説明によると、、、
⓪隠れていてよく見えませんが、実は機械の下に手のひらサイズの四角い形をしたミニフライパンが4つ設置されています。そこに長方形にスライスされたチーズをのせてそれがトロっトロに溶けるまで待ちます。
〜チーズがトロットロに溶けるまでにやる作業〜
① 機械の上のじゃがいもを一人1つとって皿の上にごろんと置きます。
② そのジャガイモを一口大に切ってハムの上に乗っけます。
③ その上にピクルスをのせたら準備完了。ワインでも飲んでクリスマスの過ごし方について談話でも。(会話の内容まで指定 ←ほっといて)
〜チーズが溶けてトロっトロになったら〜
④ミニフライパンを取り出して、熱々のチーズをセットしたハムの上に流し、ハムで巻いて一気にお口に運ぶ。
ひゃ〜 うますぎて感動〜!!!
美味しすぎて写真を撮るのをすっかり忘れており、途中でハッとして慌ててとったこの一枚。
食べかけすぎる一枚。
食べかけすぎるゆえ、写真を小さくしました。
とにかく美味しくて無我夢中で食べていました。
そして途中で気づきました。
1時間くらいでしょうか。
席についてから1時間、ずっとラクレットを食べてます。
どんなに食べても味が変わってない。1時間。
想像してみてください。
1時間ずっと味噌汁を飲んでいるような状態です。(ちょっと違う)
1時間ずっと豚玉のお好み焼きを食べてる状態。(これなら納得)
味変(途中で味を変えること)を試みるも、特にこれといって変えられるようなものがない。
紅生姜、醤油とはいわない、せめてマヨネーズだけでもあれば・・・
箸休めにパンを食べてみるもなんか違う。
ジャガイモ、チーズ、ハム、ピクルスをそれぞれ単品で食べてみる。
やっぱり味の変化なし。
お店に入って1時間半。
お店の好意でジャガイモとチーズが追加。
もうハムは無いので、ジャガイモとチーズとピクルスをひたすら食べる。
味に変化がなさすぎる。
2時間たつ。
もうお腹がいっぱい。
そろそろ会計。
ラクレットに始まりラクレットに終わる。。。